導入事例

Megazyme® 総食物繊維測定キット✕分析結果の信頼性向上とコスト最適化

食環境の検査・分析を通じて、「食」の安全な未来を守る

1998年の創業以来、食品・臨床・動物衛生分野における検査や分析に加え、畜産農場や食品製造現場における衛生管理指導などを提供してきた株式会社食環境衛生研究所様。より信頼できる結果をご依頼元に提供するため、検査体制の整備に取り組み続けてきた食環境衛生研究所様では、食品の食物繊維分析の精度のさらなる向上をめざし、2024年2月から「Megazyme® 総食物繊維測定キット」を導入しています。

内山博文 様

株式会社食環境衛生研究所
第一食品検査室 課長補佐

伊藤ナオミ 様

株式会社食環境衛生研究所
第一食品検査室

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株式会社食環境衛生研究所様の会社概要

本社所在地 〒379-2107 群馬県前橋市荒口町561-21
設立 1998年7月21日
資本金 1,000万円
従業員数 140名
事業内容 食品・畜産・環境分野の総合的な検査・分析・コンサルティング
URL https://www.shokukanken.com

導入の背景
信頼できる分析結果のさらなる提供に向けて

信頼性とコストの両立が求められる食物繊維分析

日本全国の食品メーカー等から依頼を受け、幅広い業務を担う株式会社食環境衛生研究所様。同社では、「迅速で正確なデータを提供する」ことを重視し、分析の信頼性確保に継続的に取り組まれてきました。
特に食物繊維分析は、食品の栄養成分表示に直結する重要な項目である一方、分析工程が多く作業も煩雑で、他の成分分析と比べてコスト負担が大きい分野でもあります。そのため、信頼できる分析結果を安定して提供することと、試薬コストを含めた分析コストの最適化をいかに両立させるかが、検討課題となっていました。

切り替え検討のきっかけ

食環境衛生研究所様:Megazyme® 総食物繊維測定キットとの出会いは、展示会での情報収集がきっかけでした。もともと研究用試薬ブランドとしてMegazyme® 食品分析キット&試薬を認知していた中で、ネオジェンジャパンからの継続的な情報提供を通じ、食物繊維分析用酵素の特性や分析手法に関する理解を深めていきました。

効果・メリット
分析需要のさらなる拡大が期待される食物繊維の分析結果の信頼性向上

分析の信頼性向上とコスト最適化を同時に実現

食環境衛生研究所様:Megazyme® 総食物繊維測定キット導入後、当社では、従来使用していた試薬キットと比較して、分析結果の安定性と再現性の向上を実感しています。食品の栄養成分表示に関わる分析において、誰が測定しても同じ結果が得られることは、依頼元に信頼できる分析結果を提供する上で大きな強みとなっています。

現場負担を最小限に抑えたスムーズな導入

食環境衛生研究所様:操作面においても改善が見られました。これまでも採用してきたプロスキー法(酵素-重量法)でありながらも、作業工程が一部簡略化されることで分析手順が分かりやすくなり、作業負担の軽減につながりました。酵素試薬を切り替えるだけで導入できたため、特別な設備投資や大きな運用変更は不要で、現場への負担は最小限に抑えられています。また、日本語字幕付き取扱説明動画や関連資料が整備されていたことも、教育や引き継ぎの面で有効でした。

Megazyme® 総食物繊維測定キットの日本語字幕付き取扱説明動画はこちら

コスト削減に加え、価格以上の価値が評価された総合的メリット

食環境衛生研究所様:さらに、試薬コストの面では従来比で期待以上の削減効果がありました。分析品質を維持・向上させながらコストを抑えることができ、サービスの競争力維持・向上にも寄与しています。加えて、ネオジェンジャパンから提供される食物繊維分析に関する制度動向や技術情報も、価格以上の付加価値として、日常業務や将来の分析項目の展開に役立てられています。こうした背景から、Megazyme® 総食物繊維測定キットは、仮に従来製品と同等、あるいは多少高い価格帯であったとしても、導入に踏み切れるほどの製品としても評価しています。

選定の理由
食品表示基準公定法への準拠に加え、信頼性、コスト最適化を評価

コスト削減効果を起点にした検討

食環境衛生研究所様:Megazyme® 総食物繊維測定キットは、従来使用していた試薬と比較して大幅なコスト削減効果が見込める点が、選定検討における大きな要素となりました。ただし、受託分析においては価格だけを理由に試薬を選定することはできず、分析値の妥当性と再現性が担保されていることが前提条件となります。

公定法と根拠データに裏付けられた信頼性

食環境衛生研究所様:その点において、Megazyme® 食物繊維測定キットは、食品表示基準に基づく公定法において例示酵素として製品名が例示されており、安心して採用できる点を高く評価しました。加えて、メーカーからの詳細な技術説明や根拠となるデータや論文が提供されていたことも、重要な判断材料です。特に、自社で使用している酵素試薬が、以前は公定法に例示されていたものの、現在はMegazyme® 食物繊維測定キットおよび酵素試薬に変更されている点は、大きな印象となりました。加えて、日本食物繊維学会での食物繊維分析における夾雑酵素が分析値に与える影響についての第三者による発表や、第三者機関による検証データなどでも、分析値の信頼性を裏付ける情報が十分に示されており、「価格が安いだけで根拠のない製品とは異なる」という安心感につながりました。

Megazyme® 食物繊維測定キットの公定法における例示に関する説明動画はこちら

導入リスクを抑えられる点も判断材料に

食環境衛生研究所様:酵素試薬を切り替えるだけで導入でき、新たな設備投資や大幅な手順変更を伴わず、既存の分析体制の延長線上で導入できる見通しが立ったことが、導入リスクの低さにつながりました。

これらの検討を通じて、Megazyme® 総食物繊維測定キットは、価格に左右されず、合理的根拠に基づいて選定できる製品であると判断いただきました。

信頼性とコスト最適化を両立したMegazyme® 総食物繊維測定キットについて、
導入に関するご相談や費用感をご確認いただけます。

参考資料
  1. 消費者庁.食品表示基準について(平成 27 年 3 月 30 日付け消食表第139 号消費者庁次長通知) 別添 栄養成分等の分析方法等.
    https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms201_250328_1015.pdf(2026年2月5日閲覧).
  2. 消費者庁.食品表示基準について(第25次改正,令和4年3月30日付け消食表第128号 消費者庁次長通知).
    https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms201_220330_15.pdf(2026年2月5日閲覧)
  3. 小河美紅、松本優希、中村禎子、田辺賢一. 酵素-HPLC法におけるβ-グルカン含有食品の定量:使用キットの違いによる高分子画分・低分子画分・総量への影響. 日本食物繊維学会 第30回学術集会. 2025年10月19日(口頭発表)