導入事例

安心安全を追求しながら、検査室の負担を軽減する病原菌検査法とは?

山口尚紀 様

JA全農たまご株式会社
法務・コンプライアンス本部 品質保証部 東日本品質管理課 八千代品質管理室

食品企業にとって、自社の病原菌検査体制が消費者の安全を守る最後の砦であると言っても過言ではありません。「自社の病原菌検査体制は万全か?」「他社はどのように検査を行っているのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は病原菌検査法の改革に取り組まれ、同時に属人化の解消や検査の効率化に成功した、JA全農たまご株式会社 法務・コンプライアンス本部 品質保証部 東日本品質管理課 八千代品質管理室 山口尚紀 様に検査法の導入やその効果についてお話をお伺いしました。

病原菌検査法の改革・属人化の解消・検査の効率化に成功した現場担当者がリアルに語る40分
このページで紹介している内容に加え、より詳しくお話いただいています。

JA全農たまごが抱えていた4つの課題

品質保証部では、『安心な商品』の提供を目指していました。しかし公定法と同じフローで4日間かけて陽性判定していたため、迅速性・簡便性・正確性の面で大きな課題を抱えていました。

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  • 液卵の消費期限内に検査結果が出ない。
  • 陽性時のリスクが高く、万一の回収対応が間に合わない。
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  • 複雑な手順で検体数増加への対応が困難。
  • 残業・応援体制が必要な状況が発生してしまう。
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  • 標準化が難しく、ミスやバラつきが懸念。
  • 疑わしい検体はすべて外注検査→費用・時間がかかる。
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  • 判定は検査員が目視で行うため、個人差が生じる。
  • 教育しても煩雑なので、検査員自身も不安。
  • 再検査では外部検査機関に頼らざるを得なかった。

病原菌自動検出システム(MDS)を選んだ理由と導入決定までのプロセス

初期コストで一旦中断したものの、検体数増加に伴う残業代・外注費の増大を機に再び検討を始めました。取引先への説明も必要ですので、何よりも正確性の検証が重要だと考えていました。正確性・簡便性を自社で徹底検証し、現場担当者が自信をもって推薦できる状態で導入を決定しました。

フェーズ 内容 ポイント
初期検討 病原菌自動検出システム(MDS)導入を検討するも初期コストで一旦中断 コスト面が最初のハードル
再検討のきっかけ 検体数増加に伴う残業代・外注費が増大。負担軽減を見据えて再検討開始 コスト試算のやり直しで導入の優位性が明確に
検証(正確性) 陽性検体・日々の検体で通知法(公定法)と比較。300〜400検体で1か月間検証を実施 公定法と同等の結果を自社で確認
検証(簡便性) メーカー担当者同席で1回実施後、デモ機を借りて検査員だけで1か月継続 業務量が倍増したような感覚はなく進めることができた
導入決定 検査員がコロニー判定に迷わず、個人差がなくなりプレッシャーも軽減されると確認 現場担当者が自信をもって推薦できる状態に

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「検証の際、検査員がコロニーの判定に悩む事がなく、個人差が無くなるとともに判定に迷うプレッシャーがなくなると感じた。業務量が倍増したような感覚はなく進められた。」

— JA全農たまご株式会社 山口尚紀 様 オンラインセミナーより

導入後の変化:経済性・迅速性・信頼性の3つを同時に実現

通知法で実施していた頃から教育は行っていましたが、検査の標準化には課題がありました。病原菌自動検出システム(MDS)の導入後は、自信を持って検査できるようになりました。「手技にかかる手間が減り、難しかった判定が簡単になった」と検査員にかかるプレッシャーが軽減しました。検査結果の迅速化・正確化によりリスク対応能力が向上し、業務効率・品質保証の信頼性が大幅に改善されました。

【病原菌自動検出システム(MDS)導入前後の詳細比較】
導入前の課題 導入後の変化
培養に4日間かかるため、喫食前に検査判定を得られない 26時間で信頼できる結果を取得。万が一陽性が出た場合も喫食前の回収作業ができるようになった
検査手技に時間がかかり、簡単に検体数を増やせない 手技は簡単で、1回に最大96検体を同時判定。検査員に負担をかけずスポット検査にも対応できるようになった
判定は検査員の視覚に依存し、個人差・標準化が困難。再検査では外部検査機関に頼っていた 誰でも自信をもって検査できるようになった。ソフトウェア自動判定で自分で判断する必要がなくなった

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  • 掲載の内容は、2022年6月時点のものです。登場する組織体制が、現在と異なる場合がございますが、あらかじめご了承ください。

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安心安全を追求しながら、検査室の負担を軽減する病原菌検査法とは?
導入事例動画では、こちらのページでご紹介している内容に加え、効率的で実施しやすい検査法について、より詳しくお話いただいています。

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